
sealには印、紋章、封印、密閉、密封などの意味があり、国内では密閉装置と訳して表現することもあります。
シールの定義をJIS規格の「パッキン及びガスケット用語」では
「流体の漏れまたは外部からの異物の侵入を防止するために用いる装置の総称」としています。
さらにJIS規格では静止面のシール部分(固定用シール)をガスケット、運動面のシール部分(運動用シール)をパッキンと定義しています。
回転、往復などの運動面の漏洩を防止するシールがパッキンです。
ポンプやモーターの軸やバルブの可動部のような回転部分、ピストンのような往復運動部分、カプラーの接触部分・水道蛇口の止水部などに使われます。
シールが運動部分に接触している接触型シールと、そうでない非接触型シールに分類されます。
接触型にはオイルシール、メカニカルシール、グランド パッキンなど非接触型にはラビリンスシール、磁性流体シールなどがあります。
弊社では接触型シールのグランド パッキンを製造しています。
グランド パッキンはJIS規格のJIS B0116で「一般に断面が角型でスタフィングボックスに詰め込んで用いられるパッキンの総称」と定義されています。
ポンプのように軸が運動する場所のスタフィングボックス(パッキン 箱)に詰めて、グランド(パッキン 押さえ)で締め付けて用いられるパッキンの総称です。
回転ポンプのような回転運動軸、ピストンのような往復運動軸などの運動部分のシール材として使用されています。
材料は合成繊維、樹脂、軟質金属などが格子編み、八つ編み、袋編みした構造のものが多く使用されています。従来は石綿が主材料でした。
最近はフッ素樹脂繊維、炭素繊維、アラミド繊維、膨張黒鉛などを用いたグランド パッキンが開発されており、石綿に比べて寿命が長く信頼性もよくなっています。